どっちが勝つか?

明日4月6日、2007/08V・プレミアリーグのファイナル、決勝戦の日だ。(三位決定戦も)
草野球の予定が入ったので会場には行かずテレビ録画観戦する。
バンブー来ないけど、予定が何も無かったら行こうかな〜とも考えてたんだけどね。
(一瞬JBVツアー第1戦霧島大会に行くことも考えたが気付くのが遅く、安くても5万はかかるのでやめた)
その決勝戦を前にちょっとばかり語らせてくれ。
上位陣の中でも圧倒的強さを見せ付けたのは東レだけ。他のチームはどこかしら隙が見えた。
攻守に強固なセンター荒木と西脇、タイミング、位置ともにブレの少ないトスを上げ、ディグ
もしつこいセッター中道、助っ人デラクルスを中心に安定した決定力を持つサイド、決して拾
い負けしないレシーブ力。相手に点を取らせず、ミスで崩れもせず、どんどん点を取っていった。
強くてしょーがねえなって思ったものだ。
リーグ中から明白なことは東レ優勝ならMVPは荒木しかいない、そういう活躍だった。

対してデンソーエアリービーズ。今季のデンソーはブロック力がハンパねえ。
チーム別ブロック決定本数は他チームと桁が違う3.25、唯一の3本台。
少なくとも1セットに3本のブロックを決めるという数字に、脅威を越えて憧れを感じる。
相手が速いサイド攻撃を繰り出しブロックが遅れて1枚になっても、腕1本でまるで相手
コートに叩き込むようなブロック。ロンドン、矢野、井上を筆頭にサイドの選手も
ブロック力があるのだから、やはりキルブロックでなくてもひっかかる率はやはり高いし、
バンブーのスパイクが止められるんじゃないかとハラハラしながら見た。
また、デンソーの強みは、エビちゃんの安定したサーブレシーブ、ただちに攻撃につながる
スパイクレシーブ、労を厭わない食らいつくディグ。
守備が点取ってるなあと思わせるプレーをエビちゃんがするのである。盛り上がらないわけがない。

両チームの助っ人は共にドミニカ共和国の代表選手。ロンドンは代表ではミドルブロッカー
(センター)だというのにデンソーでこんなにライトで見事にやられると、
まったくドミニカ人のフィジカルっつーものがイヤになってしまいます。
両者ともに二段トスをしっかり打ち切るし、威力がある。ネット上にふらっと上がった
チャンスボールも確実に得点できる。
日本人には無理めな高さのボールでも打ってしまうからね、奴らは。そんな打撃はタイミングが
違うのでレシーブが構えていても上がらない。間が違う。フツーのスパイクもありえない高さ
から打つんで、アタックラインより前に決まることもしばしば。対応できるかっつーの。
だからデラクルスやロンドンを見ているとOQTで日本がドミニカ共和国に勝てる気がしない。

両者の良いところを挙げてみた。で、実際、どっちが勝つかっつったら、
当日にサーブのいいほうが勝つんじゃないかなと思う。サイドの決定率で比べれば東レが高いが
サイドの決定率は日によっても変わるので水モノ。
サーブがよければブロックがさらに効果的となる。そしてサーブレシーブ崩された時に、
ギリギリのタイミングでも一丸となって攻撃に繋げられるか、レシーブで我慢してコンビ
ネーションに持っていけるか、どっちがセルフコントロールの優れたパフォーマンスをするのか?

レギュラーラウンドの順位通りに順当に行けば東レ優位。そうなる確率が高いのもしょうがない。
しかし、デンソーが勝ったらいいなあと思うのだ。理由は単純、デンソーの方が好きだから。
自分が。それだけ。エビちゃんが優勝インタビューをしゃべっているところを想像するだけでじわ〜とくる。
頂点を決める試合に立つことができるのだから、そこで何を失うものがあるだろうか、何も無い。
優勝への距離は東レデンソーも同じなんだから失うことなど考えずに勝ち取ることだけ考えて、
頑張れデンソー。会場でよく見かける横断幕どおり、「勝って泣け」が決勝で実現することを願ってます。

決勝に寄せてデンソーの話しがこんなに膨らむ自分もどうかと思うが(苦笑)。
スーパーアリーナに行けない負け惜しみさ。